生活習慣病

生活習慣病とは

生活習慣病とは

自覚症状はないものの、放っておくと様々な合併症を引き起こし、命にかかわることもあるのが生活習慣病です。
当院では、高血圧症、糖尿病、脂質異常症(高脂血症)、高尿酸血症(痛風)、肥満症・メタボリックシンドロームといった生活習慣病の治療を行っています。
例えば糖尿病の患者さまにはインスリン注射の指導を行うなど、治療と日常生活の両方をサポートいたします。
また、当院の特徴として、管理栄養士が栄養指導も出来るので、食事面で生活習慣病を改善していくことが可能です。また、血液検査も行っており、自覚症状がほとんどないために気付きにくい生活習慣病を発見することができます。

新薬や新しい治療法も積極的に取り入れ、患者さまひとりひとりに合った治療を模索できるよう努力しております。

高血圧症

高血圧症

高血圧はサイレントキラー(沈黙の殺人者)と言われるように、自覚症状を伴うことが少ないまま、さまざまな臓器障害(脳の血管障害、心臓の血管障害、腎臓の血管障害など)をもたらす可能性のある疾患です。
ご家庭での血圧と診察室での血圧が異なる方もいらっしゃいます。診察室での血圧は正常でもご家庭での血圧が高い方は仮面高血圧と言われます。
仮面高血圧の患者さんはそうでない患者さんに比べて見逃されやすかったり、臓器障害をきたす可能性が高いといった特徴があり、注意が必要です。また、ご家庭での血圧、診察室での血圧、若年・中年者の患者さんの血圧、高齢者の患者さんの血圧、糖尿病患者さんの血圧、腎臓病患者さんの血圧とさまざまな条件によって血圧の目標が異なっております。
臓器障害を進展させないようにするためにも、一日のうち、「いつ」血圧が高いのか、また、どのくらいまで血圧を調整するのが望ましいのか、対象となる患者さんによって治療の方法は異なるのです。
当クリニックではひとりひとりの患者さんに合った血圧のコントロールを行うことで状態の改善に取り組んでいます。

糖尿病

糖尿病

糖尿病とは、インスリンが分泌されなくなる、もしくはインスリンの作用不足によって糖が体内に正常に取り込めなくなり、高血糖が慢性化する疾患です。
最近では糖尿病の予備軍の患者さん、また糖尿病になったばかりの患者さんであっても血管の病変が進んでいる方がいらっしゃることがわかっています。糖尿病では単に血糖値をコントロールするというだけではなく、いかにこの血管障害を含めた臓器障害を進展させないようにしていくかが大事になります。
血糖を下げるホルモンであるインスリンが過剰に分泌されているが十分に作用しない患者さんと、インスリンが不足している患者さんでは治療の方法が異なります。当クリニックでは食事、運動療法から内服治療、インスリン治療に至るまで、さまざまな患者さんの状態に応じて適切な治療法を選択し糖尿病の改善を図ります。

脂質異常症(高脂血症)

脂質異常症(高脂血症)

脂質異常症とは高脂血症と言われていたものです。LDL-コレステロールの目標となる値は、冠動脈疾患(心臓の血管の病気)のある患者さまと冠動脈疾患のない患者さまで異なります。

また、冠動脈疾患のない患者さまの場合は、糖尿病、慢性腎臓病(CKD)、非心原性脳梗塞、末梢動脈疾患(PAD)のうちひとつでも該当するものがある場合、まったく該当するものがない場合によってLDL-コレステロールの目標値が異なります。

冠動脈疾患がなく、糖尿病、慢性腎臓病(CKD)、非心原性脳梗塞、末梢動脈疾患(PAD)のいずれも該当しない場合には、危険因子(喫煙、高血圧、低HDLコレステロール血症、耐糖能異常、早発性冠動脈疾患家族歴)がいくつ存在するかによって目標となるLDL-コレステロールの値が異なります。

当クリニックでは、患者さまの状態に応じてLDL-コレステロールの値を下げるだけではなく、心血菅病変の保護も考慮した治療法の選択を行なっております。

高尿酸血症(痛風)

高尿酸血症(痛風)

血清尿酸値7.0㎎/dlを超えた状態を高尿酸血症と言います。痛風は尿酸塩結晶が関節内に析出して引き起こす、急性の関節炎発作です。
発症の原因には、尿酸排泄低下や産生過剰となる遺伝的因子、過食、アルコールの過剰摂取、肥満、ストレスなどの環境因子が強く影響します。
高尿酸結症(痛風)の原因としてよく耳にするのがプリン体ですが、プリン体の過剰摂取で尿酸が過剰産生された場合や腎臓からの尿酸排泄が低下した場合は、血液中の尿酸値が高くなり高尿酸結症(痛風)となります。

肥満症・メタボリックシンドローム

肥満症・メタボリックシンドローム

肥満症とは、脂肪組織が体内に過剰に蓄積した状態を言います。肥満症は高血圧や脂質異常症(高脂血症)、糖尿病などの生活習慣病の要因となります。運動不足、食べ過ぎが主な原因とされていますが、遺伝的要素も関係します。
メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪症候群とも呼ばれるもので、生活習慣病が重なり、動脈硬化のリスク因子が生じていることをいいます。
メタボリックシンドロームは、ウエスト周囲、空腹時の血糖値、血圧、中性脂肪などの脂質の値により診断されます。生活習慣の改善を行い、内臓脂肪を減量し、動脈硬化を予防することを目指します。

栄養指導

近隣の薬局と連携し、栄養管理士による栄養指導を行なっております。

禁煙外来

保険診療による禁煙外来指導を行なっております。