脂質異常症とは高脂血症と言われていたものです。LDL-コレステロールの目標となる値は、冠動脈疾患(心臓の血管の病気)のある患者さまと冠動脈疾患のない患者さまで異なります。
また、冠動脈疾患のない患者さまの場合は、糖尿病、慢性腎臓病(CKD)、非心原性脳梗塞、末梢動脈疾患(PAD)のうちひとつでも該当するものがある場合、まったく該当するものがない場合によってLDL-コレステロールの目標値が異なります。
冠動脈疾患がなく、糖尿病、慢性腎臓病(CKD)、非心原性脳梗塞、末梢動脈疾患(PAD)のいずれも該当しない場合には、危険因子(喫煙、高血圧、低HDLコレステロール血症、耐糖能異常、早発性冠動脈疾患家族歴)がいくつ存在するかによって目標となるLDL-コレステロールの値が異なります。
当クリニックでは、患者さまの状態に応じてLDL-コレステロールの値を下げるだけではなく、心血菅病変の保護も考慮した治療法の選択を行なっております。